たとえばなしの妙

人が話す、たとえ話がとても好きだ。
その人の大切にしていることがわかるし、なるほど〜!!と思わさるのが楽しい

それにしても、良いリーダーたちは、いろいろなたとえ話をしてくれる

トーマス・リーブハートさんは、コーポレアルマイムについて話すときに、こんな風なたとえ話をしてくれた
(少し変わっていると思うけれど、どうかお許しください。わたしの記憶力よ~~)

 

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とある場所に、ある生き物がやってきました


それを確かめようと、世界の様々な場所から、学者たちがやってきて、国ごとにチームが組まれ、 その生き物を調べることになりました

 

ところが、生き物がいる場所は真っ暗な場所。

 

で、それぞれの国の人たちが、手探りでその生き物が何であるか調べ、発表をしました

 

ある国の学者は、これは、耳が異常に大きな生き物だといい
ある学者は、この生き物の肌は硬いという
ある学者は、鼻がとても長いという

 

 

みんな、「それは違う、わたしはこうだ!」「それは違う、こちらはこうだ!」と言い合います

 

そこで、明るいところで、みんなで、その生き物を見ることになりました

 

そしたら、全員ただしくて、それは「ゾウ」という生き物でした

 

 

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というお話

 

だから、いま聞いていることがコーポレアルマイムすべてだと思わないで欲しい、

いろんないろんな面がまだまだあるのだから、

あなたが知ったのはほんの一部分なのだと

 

 

 

このお話が、わたしはとっても気にいった

 

一見、人が言ってること、やってることは違って見えるかもしれないけれど

それは、違う場所を見ているだけで、ひとつの大切なかけらなのだ、と。

 

 

わたしはインプロをしているけれど、どんなに勉強をしたとしても、

ひとりで全体をみることは、一生できないんじゃないかな~、と思ってる

 

即興を知るためのかけらは、もしかしたら、近くにいっぱいあるかもしれないし、

もしかしたら、世界中に転がってるかもしれない

 

 

でも、全ての人が、かけらを持っている

大きなかけらを持っている人もいれば、そうでない人もいる

そのかけらは、重なっていることもあれば、いまは重なっていないこともある

 

でも、結局は同じもののかけらなのだ

 

  

父が言っていた

「まさこ、臥せる龍と書いて“臥龍”という言葉がある

 なんということのない人に思っている人も、臥せてる龍かもしれへんで

 身近に素晴らしい人はいるんやで」

 

 

キース・ジョンストンは言った

「Masako、あなたのいる環境は素晴らしいじゃないか!!」

 

 

わたしたちは、いろいろな場所でかけらを見つけることができる

 

 

みんな、ひとりでは無理なのだから、

違ったかけらを持っているものどうし、 協力して、おおきな全体を一緒にみたいねぇ

 

 

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    (日曜日, 23 10月 2011 10:24)

    目の見えない人たちが象を触って、象に登ったりもして、こりゃなんだって絵を、北斎も描いていますね。

  • #2

    きむら (木曜日, 27 10月 2011 23:36)

    Hさん
    初めて知りました!!なんだか不思議ですね。

  • #3

    koro (火曜日, 15 11月 2011 16:10)

    も、もうすぐ本番、ですね!

  • #4

    きむら (木曜日, 17 11月 2011 15:59)

    koroさま
    そうなんです、もうすぐ本番です!!
    うわぁ、お返事が遅くなりました。